イギリスへ行った時、イギリス滞在の最終日に駆け込み需要で食べた、フィッシュ&チップス。
そして、和歌山のアイルランドレストランで食べたフィッシュ&チップス。
そして、今日、ついに自宅で自作のフィッシュ&チップスを食べることになりました。
すごい魚屋さんがいるスーパー「サンワ」で買ったクチという魚。
三匹で298円。
まあまあ、お手頃な値段です。
最初は面白半分で買ってみたんですが、よくよく考えてみると白身魚だし、フィッシュ&チップス作れるじゃ~ん!ということに。
しかし、いざ、さばき始めると、魚の気味悪さがリアルに迫ってきました。
ウロコがついている魚なんて御無沙汰だし、内蔵は今まで見たことない様子だし、目は見開いたままだし…
しかも、首を落とそうとして包丁を動かすたびに、それに合わせて口がパカパカ動くんです…
「いや~!!!」「ごめんなさい~!」
と心で叫びつつ魚の顔を隠しながら首を落としていきます。
途中、内臓を抜こうとしていたときに、中に埋まっていた骨が、右手親指の爪と指の間に入り込んでブシュッ!!
(いたい~!!!涙)
突然の逆襲にひるみながらも、その魚の内臓をざっと抜き去りました。
三匹…
中骨を骨抜き器でひとつひとつ抜いていって、全部さばききるのに、50分ほどかかりました。
死闘です。
三枚におろした白身に塩をふって、余分な水気を出します。
とまあ、ここまで下処理OK。
フィッシュ&チップスなんで、チップス(ポテト)も用意。
半月型に切ったジャガイモを水にさらしておく。
これで下処理OK。
そして今回、サンワで購入していたもう一つのものが「うり」。夏の野菜です。
初めて買ったのでどうしたものか迷いましたが、切って生を食べてみて、これはサラダ向きね~ということで、ゆでたにんじん、刻んだミニトマトと一緒に和えてサラダにしました。
さて、ここからが調理です。
水にさらしていたポテトは、キッチンペーパーで水分を取っておく。
最初に160度の油で素揚げし、火が通ったら、180度に上げて焼き色がつくまで揚げる。揚げ終わったポテトに塩をふって完成。
次にフィッシュ。
おろした身の余分な水分をキッチンペーパーで吸い取る。
ベーキングパウダー(小さじ1/2)とふるいにかけた小麦粉100gを合わせた粉を作り、薄く身につけていく。
さらに、小麦粉100gとビール100mlを合わせてかき混ぜたものを2度目の衣としてつけ、170度の油で揚げていく。
小麦色の色が付いたら完成。
で、できあがったのがこちら。
フィッシュ&チップス
うりとにんじんの胡麻ドレッシング和え
です。
チップスをディップするためのソースとして用意したのは
「トマトケチャップ」「ゆで卵&マヨネーズ&ヨーグルト和えソース」
あと、フィッシュにつけるための「白ワインビネガー」。
これは旦那さんが帰る直前に、ママショップであわてて購入してきたものです。
ママショップにビネガーを置いてあるのがとても意外でしたが。
今回は全般的に、旦那さんからも好評で、いや~、3時間近くかけて作った甲斐があったというものです。
今日は「料理したど~!」というよりは、「生きたど~~!」というのが感想です。
朝からホットカーペットの掃除、洗濯などがあり、仕事の電話もあり、ばたばたしていたというのもあるんですが、なにより、あのまな板の上の魚たちと対峙して、「僕らはみんな生きている~♪」という気持ちが湧いてきたからでしょう。
ママショップでまたカツオのたたきと、さんまの桜干しを買ってきました。
魚デーはしばらく続きそうです。